【コラム】溶連菌ってどんな病気?

溶連菌がどのような病気かご存知ですか?

今回は、日本でもマレーシアでも気を付けたい溶連菌についてお伝えします。
 
 

  • 溶連菌ってどんな病気?
日本では冬から春にかけて流行する病気のひとつですが、日本、マレーシア共に1年を通して感染します。
溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌が飛沫(ひまつ)感染や接触感染をしておこる病気です。
2~5日の潜伏期間を経て、発熱と全身倦怠感、喉の痛みによって発症し、しばしば嘔吐を伴います。
また、舌にイチゴのようなぶつぶつができる「イチゴ舌」の症状が現れます。
まれに重症化し、全身に赤い発疹が広がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」になることがあり、

また急性腎炎やリウマチ熱などの合併症を引き起こすことがあります。

 

  • 治療方法は?
治療には抗生物質を用います。
2〜3日程度で喉の痛みや発熱、発疹などの症状は軽くなりますが、
症状の改善が見られても抗生物質は処方された日数は必ず服用して下さい。

 

  • 予防するには ?
予防のためのワクチンはまだ実用化されていません。
予防には、手洗い、うがい、咳エチケットなどが有効です。
手洗い、うがいは主に外から帰ってきた後、トイレの後、食事の前が重要なタイミングになります。
飛沫感染を起こさないためには、咳やくしゃみがでる際は必ずマスクの着用と
外出時には常にティッシュ、ハンカチ等を持参し口元を抑えるようにしましょう。
咳やくしゃみを素手で押さえてしまった場合には手にウイルスや菌などがつき、
その手で触れた物から人へと接触感染の原因となりうるので、手をしっかり洗うというのが大事になります。
また、免疫力が低下しないように十分な睡眠とバランスの取れた食生活も心がけましょう。

 

当クリニックでは綿棒で喉の菌を採取し、溶連菌感染の検査が可能です。

迅速キットにより10分程度で診断結果が出ます。
抗生物質を服用すれば2〜3日程度で症状が軽くなり、喉の痛みも和らいできます。
また、知らず知らずのうちにご家族や周りの方に菌を移してしまわないよう、
溶連菌による合併症を引き起こさないためにも、突然の発熱や喉の痛みを感じられた場合はお気軽に診察にお越し下さい。