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マレーシアの保健省の報告によると、マレーシア国内のデング熱陽性症例は増えていると報告されています。2023年4月までの陽性患者は35,202人に対して2024年同時期で陽性患者が50,650人で、昨年と比較し、陽性者数が44％も上昇しています。そのうち、デング熱による合併症で死亡した人数は39名でした。
マレーシアでは首都圏のみならず、それ以外の州（ジョホール、ペラック、ペナン）でもデング熱の陽性者数が多く報告されています。従って、マレーシア政府はデング熱ワクチン (Qdenga)の接種を2024年2月に承認され、現在はマレーシア全国で接種開始となっています。
Takeda製デング熱ワクチン（QDENGA）
世界保健機関（WHO）は武田薬品が開発したデング熱ワクチン「QDENGA（キューデンガ）」について、デング熱が大規模流行している地域で4歳以上の方に接種を推奨すると発表しました。現在、QDENGAワクチンを使用している国はマレーシアを含めて、インドネシア、ヨーロッパ諸国、イギリス、ブラジル、アルゼンチン、タイとなります。
QDENGAの国際臨床試験
デング熱は4種類の血清型があり、すべての血清型に効果があります。
| 接種後12ヶ月 | 接種後54ヶ月 | |
| デング熱発症予防 | 80.2% | 61.2% |
| デング熱入院抑制 | 90.4% | 84.1% |
対象
4歳以上の方で、デング熱感染歴の有無にかかわらず接種可能。
＊慢性疾患のある方の接種に関しまして医師にご相談した上での接種となります＊
接種回数
2回接種（初回と3ヶ月後）
副作用
現時点では重大な副反応の報告がなく、ワクチン接種でよく出現する副反応としては①注射部位の痛み（50％） ②頭痛（35％） ③筋肉痛（31％）④患部の赤み（27％）⑤倦怠感（20％）⑥発熱（11％）です。
予約
在庫が限られるため、ご希望の方は接種の2週間前までにご予約をお願いします。 予約は当院の公式Lineがおすすめです。
