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最近当院で下痢、食中毒を主訴とした患者が増えております。
下痢が数日続いて、高熱も伴った場合は、腸チフス感染症にかかった可能性が高いです。腸チフスはサルモネラ属（Salmonella）の細菌によって引き起こされる感染症の一つです。サルモネラ属（Salmonella）には多数（Salmonella Typhi）によって引き起こされています。
感染経路
チフス菌に感染した人の便や尿で汚染された水、氷、食べ物で経口感染となります。
症状
●高熱、下痢、疲労感、頭痛、嘔気、腹痛などの症状が出る
●重篤になる場合は腸からの出血や腸に穴が開くこともある
●死に至るケースもある
予防対策＆予防接種
沸騰されてない水、氷、生肉、生野菜、果物、魚介類などから感染される可能性があります。食べ物を十分な加熱調理をし、調理後は時間をおかずに速やかに食べることが最も確実な予防方法です。
飲み物の氷から感染する場合もありますのでペットボトルの飲み物の方が安全です。食事、調理、トイレの後には手洗いを徹底しましょう。
もちろん、予防接種も最も有効な予防です。腸チフスが流行地域へ行く１ヵ月前に接種がおすすめです。一度接種を受けたら３年ごとのブースター接種が推奨されます。
治療方法
抗生物質の投与＆対症療法となります
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