こんにちは!マレーシア クアラルンプール近郊の日本語通訳常駐の日系クリニック、あおいファミリークリニックです。
常夏の国であるマレーシアでは2024年2月10日現在、雨季が終わり、日中の最高気温が32〜35°Cで、猛暑日が続いており、気温差によって体調を崩しやすい方が多いです。実はマレーシアでは近年熱中症の方も増えております。
熱中症とは?
熱中症 (Heat Stroke): 熱中症は、気温が高い、湿度が高い環境に長くいることで、体温調整機能が乱れることによって、高熱、めまい、頭痛、痙攣などの症状を引き起こす病気です。熱中症は屋外だけではなく、室内でも起きるため、十分な注意が必要です。
治療方法
熱中症は、体温調整機能が乱れており、同時に脱水になる方も多いため、水分と塩分の補給や体温を下げるための対策も重要です。
熱中症は体温調整が未熟な幼児と体温調整機能低下している高齢者においては命に関わる場合もあるため、熱痙攣や、めまい、激しい頭痛、意識朦朧などの症状が出現した場合は早めに医療機関をご受診ください。
熱中症による発熱(高熱)と感染症による発熱とは異なり、解熱剤ではなく、すぐに点滴を行う必要があります。熱中症によって水分摂取できない場合は、自己判断で自宅で経過観察することが危険です。
熱中症を発症した場合は、自己判断ではなく、医師の診察・指導を受けることが重要です。
高熱・めまい、頭痛、意識朦朧などの疑いのある症状がある時は合併症や症状の悪化を防ぐためにも速やかに医療機関に相談しましょう。
あおいファミリークリニックでも熱中症の疑いのある患者様の診察・治療が可能です。
また、場合によってはすぐに医療機関への紹介も可能です!
少しでも疑いがある場合は、我慢せずに 公式LINEアカウント から、ご相談・診察ご予約をしてください。
予防方法
熱中症の予防に関しては、主に以下の対策が有効です。
1. こまめに水分摂取:
- 喉が渇く前にこまめに水分補給を行う。目安は大人で1日2リットル以上、子供は1日1リットル以上が目安です。
- お水のほかに、スポーツドリンクも水分補給に良いです。ただし、コーヒーやビルは利尿作用があるため、さらに脱水症状が悪化する可能性があるため、水分補給には適していません。
2. 涼しい服装:
- 通気性の良い服を着用します。
- 外出時には直射日光を浴びないように、帽子や日傘を使います。
- ネッククーラーを利用します。
3. 環境整備:
- 直射日光のある場所を避けます。
- 自宅にいる際はカーテンや冷房にて室温調整を行います。
4. 日中活動時間の調整:
- 日中は屋外での運動や活動を控えます。
- 室内での運動や活動の際には涼しい環境にて行います。
あおいファミリークリニックでは、マレーシアにお住まいの皆さまに向けて、最新の医療情報をWEBサイト及び各種SNSにて更新しております。