現在流行中！アタマジラミ（シラミ）の対策・対応について

こんにちは！マレーシアクアラルンプール近郊の日本語通訳常駐の日系クリニック、あおいファミリークリニックです。

今月1月に入ってから、アタマジラミ（シラミ）の診察件数が増加中です。多くが、お子さんが学校などの集団施設で感染してしまうケースですが、大人も注意が必要です。

アタマジラミ（シラミ）とは？

アタマジラミは、人間の頭皮や髪に寄生する小さな昆虫で一般的に「シラミ」とも呼ばれます。
アタマジラミの体は小さく、成虫の大きさは約2〜3ミリメートル程度です。褐色から灰色までの体色をしており、羽はありません。

アタマジラミは主に人間の頭皮に寄生し、頭髪の根元や髪の毛にしがみついて生息します。

アタマジラミに感染すると、いくつかの兆候や症状が現れる可能性があります。

かゆみとかさぶた:
- アタマジラミが頭皮から血液を吸う際、その唾液がかゆみを引き起こすことがあります。
- 頭皮をかくことで、かさぶたや傷ができることがよくあります。
かゆみによる症状悪化:
- 感染が進行すると、かゆみが強くなり、患部をかくことで症状が悪化することがあります。
- かゆみがひどい場合、炎症や赤み、かさぶたができることがあります。
頭皮の炎症:
- アタマジラミの吸血やかくことにより、頭皮が炎症を起こすことがあります。
- 炎症が進むと、赤みや腫れが現れることがあります。
- かゆみや不快感が強い場合、就寝時に睡眠障害が生じることがあります。

アタマジラミの感染が発覚したら

アタマジラミになった場合は、治療を受けないとシラミの数が増えてしまうので、必ず治療を受けましょう。

髪の清潔を保つ:
- 髪を清潔に保つことが重要です。頭皮や髪にたまった汚れや脂を毎日適切に洗い流しましょう。お子さんの場合は、しっかり洗髪ができているかチェックしてあげましょう。
共有の物品を避ける:
- 他の人と共有する帽子、ヘアブラシ、ヘアピン、ヘアアクセサリーなどを避けることで感染リスクを軽減できます。特に家族でタオルなどを共有している場合は、必ず避けるようにしましょう。
感染者との接触を避ける:
- アタマジラミは直接の接触によって感染するため、感染者との接触を控えることが重要です。
定期的な検査:
- 定期的に頭髪や頭皮を検査し、アタマジラミがいないか確認することで、感染の早期発見が可能です。