こんにちは!マレーシア クアラルンプール近郊の日本語通訳常駐の日系クリニック、あおいファミリークリニックです。
東京や大阪をはじめ先月から各地でははしか(麻疹)感染者の報告が確認されました。
麻疹とは?
麻疹 ( Measles): 麻疹はウイルス性の感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染といった感染経路でヒトからヒトへの伝播し、感染力が強いと言われております。
感染した場合約10日間の潜伏期間後、発熱や咳、鼻水といった風邪症状に似た症状が出現します。2~3日熱が続いて、発疹に伴う高熱が現れます。風邪症状が出現したものの、結膜炎に伴ったこともあります。重症化された場合は、脱水状態、肺炎、髄膜炎、さらに脳炎など合併症を引き起こす可能性もあります。
治療について
麻疹には特異的な治療薬がないので対処療法を用いて治療を行います。
予防について
麻疹は感染力が強く、空気、飛沫と接触感染にて感染するため、マスクのみで予防できません。麻疹の予防接種が最も有効だと言われております。専門家より、幼少期に麻疹にかかった場合、終生免疫を得られますが、予防接種で免疫を獲得された方は20年間経過した場合は追加接種を推奨されます。
当院ははしか(麻疹)のみのワクチンではなく、3種混合ワクチンMMR(麻疹、風疹、おたふくかぜ)を取り扱っていますので、これから海外へ行く人、または日本へ帰国する人が必要に応じてワクチン接種をご検討ください。もちろん、麻疹の疑いのある患者様の診察・治療も可能です。
詳しくは厚生労働省が掲載した麻疹の記事をご覧ください:https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/measles/index.html
少しでも疑いがある場合は、我慢せずに 公式LINEアカウント から、ご相談・診察ご予約をしてください。
あおいファミリークリニックでは、マレーシアにお住まいの皆さまに向けて、最新の医療情報をWEBサイト及び各種SNSにて更新しております。