こんにちは、あおいファミリークリニックです。
本日は偏頭痛の新たな治療薬について述べたいと思います。
頭痛の種類
頭痛では私たち生活の中でよくある病気の一つです。実際、頭痛はさまざまな種類治があります。 種類によっても治療法が異なります。一般的によくある頭痛は6種類があると言われております。
①偏頭痛 ②消化系統不調による頭痛 ③鼻腔炎による頭痛 ④ストレス型頭痛⑤緊張型頭痛 ⑥不安による頭痛
偏頭痛はなぜ起こるのか?
偏頭痛が起こる原因としては複雑で、 寝不足、空腹、疲労、ストレス、大きな音、強い光、強いにおい、人混み、気圧・温度・湿度の変化、飲酒や喫煙といった、ふとした日常生活の行動や環境の変化、女性ホルモンの変動などが、偏頭痛を誘発するといわれている。
また、血管を拡張・収縮させるポリフェノールなどが含まれるオリーブオイル、チーズ、赤ワインなどの摂り過ぎも、 偏頭痛の引き金になることがある。偏頭痛には遺伝的傾向があるとも言われております。
偏頭痛の治療
偏頭痛の治療は主に2種類に分けられています。
1つは急性発作時の痛みの緩和の治療であり、もう1つは慢性的な再発性頭痛の予防的治療です。
頭痛発作を減らすための鍵は、定期的に頭痛予防薬を服用すれば、急性発作時の痛みを受動的に和らげるのではなく、頭痛の発生率を効果的に減らすことができるということです。
マレーシアでは急性偏頭痛薬でよく処方/使われているのが「イミグラン」「プロプラノロール」「メフェナム酸」「カフェルゴット」などなどあります。慢性的な再発性偏頭痛では「シベリウム(フルナリジン) 」という薬があります。
新しい注射薬
最近マレーシアでは偏頭痛予防薬であるCGRP関連の新薬は承認され、偏頭痛の治療に使えるようになりました。Erenumab (エレヌマブ)という注射薬は偏頭痛に効くとされています。反復性片頭痛患者(成人)を対象とした偏頭痛の予防に対する安全性と有効性を確認されました。日本ではEmgality(エムガルティ)を使っているそうです。保険適応可能になっています。
偏頭痛に悩まされている方はぜひ医師に相談してみてください。