こんにちは。

 

あおいファミリークリニックです。

 

学校も夏休みに入り、日本に一時帰国される方も多いのではないでしょうか?

 

今、日本では手足口病が大流行しています。1週間の患者数が2万人を超えました。手足口病は感染者の90%前後が5歳以下の幼児が占めています。しかし、大人も感染する可能性がある病気です。

大人がかかると重症化しやすいのでご注意ください。今回は大人が手足口病にかかった場合の症状や完治までの期間についてお伝えします。

手足口病は原因となる菌が複数いるため子供の頃にかかったからかからないというわけではありません。短い間に連続で感染することもあります。

手足口病の初期症状は寒気や喉の痛みなど、軽い風邪に似た症状がみられます。子供の場合、発熱しても高熱になることは稀ですが、大人が発熱すると約40度近い熱が出ます。熱が下がる頃には口の中や手足に発疹が出ます。さらに大人の手足口病では頭痛や倦怠感、関節の痛み、全身の筋肉痛を伴うことが多くあります。

症状が出始めてから痛みが治るまでに10日ほどかかります。水ぶくれが消えるには、子供の約2倍である2週間から3週間ほど必要です。

大人が感染するのは、子供からうつるケースがほとんどです。特に疲れて抵抗力が落ちている時ほど感染しやすくなります。子供の看病をしていたら自分も…とならないように、きちんと栄養や睡眠をとるように心がけて下さい。また、マスクを着用し、こまめな手洗いを徹底して予防に努めましょう。

症状が出てきたら無理せずに早めに医師に相談しましょう。